地図を原稿に貼る際の注意点

 言語朗君や紋字朗君など、特殊フォントを使用してイラストレーターで言語地図をつくる場合、文字化けを起こしてしまうことがあります。

 論文を投稿する際や論文集を刊行する場合、冊子をつくる印刷所がその特殊フォントを持っていないとこうなります。

 それを防ぐために、「アウトライン化」を実行しましょう。これだけで文字化けはなくなります(イラストレーター上のみ)。

 

 イラストレーターで地点番号を記号に置換させますが、その際にスウォッチボックスに記号を放り込みますね。

 スウォッチボックスに入れる前に、予め記号(文字)をアウトライン化してしまうのです。


1.特殊フォントの記号をレイヤー上に並べる。

2.それらを選択し、メニューバー「書式」→「アウトラインを作成」(Shift + Ctrl + Oで一発)。

3.それぞれスウォッチボックスに入れる。

4.スウォッチ置換。

 

 以上の処理をした上でWord等に貼れば、文字化けはしません。


 ちなみに。

 特殊フォントのまま置換してしまった過去の地図に対しては以下。


1.置換したレイヤーで、メニューバー「選択」→「すべてを選択」(Ctrl + A)。

2.メニューバー「書式」→「アウトラインを作成」(Shift + Ctrl + Oで一発)。


 注意点としては、あまり細すぎる線はやや太くなるなど、その通りに反映されない可能性があるということです。

 また、アウトライン化は完全に“絵”にしてしまうので、文字サイズを変更するなどの操作はできません。